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2018年4月

2018年4月17日 (火)

一人で行かないと意味がない

それからも

しばらくは

感情の爆発は続いていた

でも

少しずつ頻度が減っていった

そしてついに

爆発はおさまった

なんとなく

出し切ったのかな、、

という感じだった

一気に回復したように

感じた

そして

「放課後 学校まで行ってみる」

自分からそう言い出した

徒歩3分で行ける学校が

とても遠くなっていた

学校の近くを歩くことさえ

恐ろしくて 苦しくて

目を向けることもできなかったのに…

息子の中で

何かが動き出していた

夕方

少し青い顔をしている息子に

「お母さんも一緒に行こうか」

と言うと

息子は

「一人で行かないと意味がない」

と一言

「いってきます」

戻ってくる息子の足音に耳を澄ませた

10分たつかたたないかくらいで

息子は帰ってきた

靴箱のところまで行って

友達に手紙を置いてきたそうだ

この一歩は

本当に大きな一歩だった

あんなにも

恐ろしかった場所に

一人で足を踏み入れることができたのだ

先生に会うのは

まだ難しかったのだけど

約1ヶ月後の放課後

先生にも会うことができた

ずっと心配して

あたたかく見守って、待っていてくださった先生

とても喜んでくださった

機転をきかせて

家庭科と体育のテストをしてくださった

少しでも成績をつけられるようにと

それからも

毎日たたかいの中にあって

自分の眉毛や髪の毛を引き抜いてしまったりもした

でも

とうとう

3学期が今週で終わる、

という時に

授業に顔をだすことができたのだ

息子が学校に行けなくなってから

4ヶ月がたとうとしていた

教室に入っていった息子をみて

友達たちが集まってきてくれて

声をかけてくれたり

抱きしめてくれたり

みんな ずっと心配しててくれてた

玄関先まで来てくれて

「会いたいんだけど」

と言ってくれた仲の良い友達

でも

息子は顔をこわばらせ

会えないと断ったことも

何度かあった

ごめんね、、

ほんとうにありがとう、、、

5年生はその日を入れて

残り2日だった

でも

大好きだったクラスに

友達たちの元に戻ってこれた

嬉しくて

嬉しくて

祈ってくれていた家族や友達に

報告した

みんな

自分のことのように喜んでくれた

息子の人生の中で

たいせつな一歩を踏み出せたこと

多くの人に支えてもらったことを

神さまに感謝した、、

そして

5年生最後の終業式

この前は1時間と終わりの会だけ行ったけど

この日は朝から

集団登校のみんなと一緒に登校した

帰宅した息子は

疲れた様子だったが

少しスッキリした顔をしていた

しかし

がっかりしたように

通知表を手渡した

「◯◯くんは『よくできた』が◯個もあったのに、

ぼくは◯個しかなかった、、」

当然のことだった

だけど先生は

3学期まったく授業を受けれなかった息子のために

精一杯つけられる部分を探して

成績をつけてくださったのだ

それでも確かに

斜線だらけの通知表を見て

ショックだったようだ

でも

この4ヶ月間

息子は

たたかい

もがき

向き合い

たいせつな学びをしてきた

それは

成績では表すことのできない尊い体験だ

そう思ったら

涙がこみ上げた

「だいじょうぶ!

イエス様の通知表は満点だよ!」

そう言って

息子を抱きしめた

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